今日は風が強く、時折、雪がチラついてすごく寒い日です。
1枚目は縦位置で撮ったのを大幅にトリミングして、横位置にしました。
今日は風が強く、時折、雪がチラついてすごく寒い日です。
1枚目は縦位置で撮ったのを大幅にトリミングして、横位置にしました。
ちょうど、去年の今頃、カインズの電池式卓上クリーナーを手に入れました。
このクリーナーは結構優秀で、1年間ずっと机の上に常駐していました。
消しゴムを使う頻度が低いので、それほど使用頻度は多くないですが、ないと困るアイテムです。消しゴムの粉はほぼ確実に吸い込めますし、それが目に見える形で飛び散ることもありません。
吸引力はそれほど強くないですが、ブラシでササッと擦るようなイメージで紙面を滑らせれば完全になくなります。一回あたりの使用時間は長くて数秒なので、未だに電池交換をしたことがありません。
キーボードの表面の埃を取ったりするのにも使えます。
万年筆は水性のインクを使っているため、長時間キャップを外したままで放置しておくと、インクが乾いて書けなくなります。
万年筆のキャップは何分くらい外しっぱなしだとアウトなんでしょうか。
結論からいうと、万年筆やインクの組み合わせによります。水の蒸発という現象を考えると、気温や湿度にも依存すると思います。
万年筆によっては2、3分も放置すると掠れるものもあります。
手持ちの万年筆だと、パイロットの万年筆は比較的インクが乾きにくいイメージがあります。そこで、今回、パイロットのカスタムヘリテイジ912で放置実験をしてみました。私の912のニブはウェーバリー(WA)です。
実験を行う前に、インクは新しいインクに入れ替えました。インクはパイロットのブルーブラック(30 mlボトル)です。このインクを開封したのは2022年の4月17日です。
インクを入れ替えた後はペン芯にインクがたっぷり保持されていると思うので、しばらく筆記しました。
実験は試筆が終わった直後を0 minとして、その後、1, 5, 10, 15, 20, 25分後に1 min, 5 min, 10 min・・・とだけ筆記して、また放置するという作業を繰り返しました。0分を起点に考えると、0, 1, 6, 16, 31, 51, 76分時間が経過しているという意味です。書く文字数が少ないので、後半になるほどインクにとっては厳しい条件になっていると思います。
室温は20℃、湿度35 %で、実験の間の変動はほとんどありませんでした。
万年筆は下のような状態で放置しました。
筆記に使用した紙はコクヨ キャンパス 計算用紙です。
早速、実験結果を見てみましょう。
0 minは当然問題がありません。
1 minは書き出し及び筆跡が少し濃くなっている気がしました。
5 minは1 minより筆跡が少し濃くなった感じがありました。
10 min後では書き始めの線に滲みがみられました。
パイロットのブルーブラックは経験上、インクの濃度が濃くなるとこのような滲みがみられるようになります。余談ですが、カートリッジインクなどで滲みが気になるようになったりした場合、そのインクは水分が揮発している可能性が高いです。
15 minになると描きはじめだけでなく、全体的に滲みがみられるようになってきました。インクがだいぶ濃縮されているんだと思います。
また、写真では少しわかりにくいですが、書き出しに掠れがあり、明確に一瞬、書けないなという感じがありました。
20 minでは初期のインクフローが悪くなったこととで書きはじめの線が細くなりました。
さらに25 minになると明確に掠れが出るようになり、2の途中までうまくインクが出てきませんでした。
ここで放置実験は終了です。
25 minと筆記した直後に、ぐるぐるとしばらく筆記してみましたが、特に異常は感じられませんでした。
というわけで、今回の万年筆とインクの組み合わせの場合、20分くらい放置しても問題がないことがわかりました。5分前後の放置なら特に気にすることもないように思います。
76分の間に数文字しか書かずにこの程度なら、優秀と言えるんじゃないでしょうか。
ただし、最初にも書きましたが、結果は万年筆とインクの組み合わせに強く依存します。今回の組み合わせは手持ちの万年筆の中でも比較的乾きにくい組み合わせです。自分の万年筆がどのくらい放置してもオッケーなのかは自分で確認した方がいいです。
ちなみに、キャップレスやペリカンのM400も乾きにくい印象があります。キャップレスは純正のブルーブラック、ペリカンは純正のロイヤルブルーです。いずれもインクが少し水っぽいような印象なので、インクに寄るところが大きいのかもしれませんが、詳しくはよくわかりません。
今日の一枚
雪が降ったある日、ゴミを出したついでにiPhone 14 Proで写真を撮ってみました。
iPhoneもこんなにボケるのか〜と感心してたら、いつの間にか、ポートレートモードになっていました。だから、このボケはiPhoneが一生懸命計算した結果なのです。
iPhoneの電卓を横にすれば関数電卓になることを知っている人は少なくないと思います。
それはそうと、この関数電卓は入力方式がいわゆる標準電卓方式なので、なじみのない人も多いんじゃないでしょうか。
最近の関数電卓は比較的安価なモデルでも数式通りに打ち込めるものがほとんどです。ただし、一部のモデル(例えばシャープのEL-501J)は標準電卓方式です。
標準電卓方式の場合、入力にコツ必要なことがあります。
例えば、こんな計算をしてみましょう(式に意味はないです)。
数式通りタイプなら文字通り、そのまま打ち込めば計算が可能です。下の画像はPanecalという計算アプリのスクリーンショットです。ちなみに、角度の単位はdegでやってます。
これを標準電卓タイプでやろうとすると、こんな感じに打ち込む必要があります。
[3] [0] [+] [2] [√] [=] [sin]
はじめてみるとちょっと違和感があるんじゃないかと思います。
計算の過程はこんな感じです。
このように、標準電卓タイプの場合、計算したい式を思い浮かべて、計算の順番を考えてあげる必要があります。めんどくさいように感じますが、私は嫌いじゃないです。EL-501Jは実売、1000円もせずに購入できますが、かなり本格的な計算ができます。ミニマルな感じが私は好きです。
練習問題として次の計算をしてみましょう。
1/6 + 1/7
この計算は実は結構興味深いんです。
標準電卓タイプの関数電卓の場合、以下のように打てば答えが得られます。
[1] [÷] [6] [+] [1] [÷] [7] [=]
答えは0.30952380952381です。
当たり前のようですが、これをいわゆる普通の電卓で打ち込むとこうなります。
1/6に1を足したもの全体を7で割るからこうなるんです。こういう計算は普通の電卓だとメモリ機能を使ったりしてやる必要があります。
そして、さらに興味深いのはiPhoneの電卓は普通の電卓モードで使っても、関数電卓風に振る舞います。
[1] [÷] [6] [+] [1] [÷] [7] [=]
この順番で打ち込んだ結果がこれです。
関数電卓的に振る舞っています。この流儀だと、メモリキーがなくてもこのような計算が可能になります。
そういえば、前の計算機アプリにはメモリーキーがありましたが、今はなくなっていますね。
これは正しいとか正しくないというより、そういうもんだと思うしかないですね。
ちなみに、以前は付いていなかった%キーがありますから、「1850円の20%引き」なんてのもすぐに計算できます。
ちなみに、キー入力はこうです。
[1] [8] [5] [0] [-] [2] [0] [%] [=]
答えは、自分で確認してみてください。
今日の一枚
1本目のTWSBIを台湾の小品雅集で購入したのが2017年の12月でした。おおよそ5年前です。
中国語が一切わからないのに、タクシーを拾い、筆談だけで行ったのが懐かしいです。当時、TWSBIは日本でも知られ始めていましたが、ほとんど売っているところがありませんでした。
上の写真の上が台湾で購入したDIAMOND580、下が福山市のうさぎやで購入したDIAMOND580ALです。
以前書きましたが、580ALのキャップはヒビが入ってしまいました。落としたりした記憶はないので、組み立て時になんらかの歪みがかかっていたのかもしれません。
TWSBIはスチールニブの万年筆ですが、特にDIAMOND580はニブが大きくて書き味がいいです。
キャップのヒビはさておき、作りも良いです。
特筆すべきは気密性の高さです。数ヶ月放置してもインクが全く減った感じがしません。正直、最近の使用頻度はそんなに高くありませんが、ドライアップする気がしません。書き出しにかすれたこともないです。
インナーキャップとキャップの設計がいいんだと思います。
キャップを閉めるとペン先の黒い部品がインナーキャップにかっちり当たって止まります。
TWSBI ECOも持っていますが、この辺りの性能に違いはありません。
個人的には一番最初に購入したTWSBI DIAMOND 580 スタンダード「Clear(クリア)」が一番気に入っています。ALは見た目が高級だったりしますが、アルミニウムである必要はないかなぁという気がします。また、ECOもいいんですが、DIAMOND580のニブの大きさは魅力です。
2017年に台湾で買った時は6000円くらいでしたが、今日本で買うと倍くらいの価格なんですね。
最後は今日の一枚。
すげぇ高いところまでチャリで登ってきたぜぃ!と満足げに写真を撮りました。遠くの湯気は温泉ではありません。こんなに坂道なのに、勾配は6%。関数電卓で計算すると、たったの3.4°です。長い距離だとそれでもこんなに高いところまで登れます。継続は力なり。
鳥は高みの見物。