自分は小説家でも評論家でもないが、仕事上で文章を書くことは多い。様々な実験報告書や論文なども書いてきた。作文するときの自分なりのルールみたいなものはある。これまでいろいろ指導を受け、多少は文章らしきものは書けるようになったが、系統立てて学んだことはない。
この理系の作文技術という本は論文、レポート、説明書、手紙、学会講演のこつを伝授してくれるらしい。
ところで、仕事上でみかける文章は結構ひどいものが多い。構成がまったくなってないのはまだいい方で、文章が文章として成り立ってない場合も少なくない。
とはいうものの、自分の文章も多分似たり寄ったりだったりするんだと思う。
文章がまずいと、知性が疑われるし、報告内容が伝わらないのでは意味がない。
ここでもう一度改めて文章というものを考え直してみようと思い、本書を手に取った。

- 作者: 木下是雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1981/01
- メディア: 新書
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