最近、会社で使っているデジタルマイクロスコープのCCDにホコリが目立ってきた。なんとか取ろうと思い、キムワイプを折り曲げてそ〜っとなでたりしていたのだが、よけいひどくなってしまった。う〜むと思い悩んでいたのだが、あるときいいことを思いついた。デジタル一眼レフのCCDクリーニングキットを使えばよいではないか。いろいろ調べた結果、一番失敗がなさそうで評判がいいのがペンタックスのセンサークリーニングキットだった。
参考:デジカメWatch ペンタックス、ゴムスタンプ式の純正センサークリーニングキット
これは乾式で粘着性のあるウレタンゴムを使うので失敗は最小限に抑えられそうだった。早速注文して、今日届いたので試してみた。強烈なメタルハライドランプを照射しながら作業した。メタハラライトを使うと、通常の照明では見えないようなホコリがはっきりと浮き出す。クリーニングキットの使い方は簡単だ。さきっちょをペタッと素子にひっつけ、続いてクリーニングシートでゴムをクリーニングする。作業はそれをひたすら繰り返すだけだ。数回繰り返すと、目立つホコリはほとんど除去できた。どうしても取れない汚れが2、3点残り、端にもホコリが残存した。でもここで深追いは禁物だ。目的はホコリを取ることそのものではなく、観察のときにホコリが邪魔にならないことだからだ。
続いてホコリチェックをしてみた。白い背景を観察するような状態でアウトフォーカスし、絞り込んだ。目立つホコリが付着しているとこの状態で黒いポッチが確認できるのだが、全く確認できなかった。
ペンタックスのクリーニングキットは非常に簡単な原理のツールだが、ホコリに対する効果は高い。ただこれで定価4200円は高いな。

PENTAX イメージセンサークリーニングキット O-ICK1 39357
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- 発売日: 2006/11/30
- メディア: Camera
- 購入: 8人 クリック: 121回
- この商品を含むブログ (15件) を見る