コンパクトカメラ部門の金賞はニコンのP610。P900とニコンがワンツー受賞だ。
P610はそこそこコンパクトなボディで60倍ズームが手持ちでも撮影できるという驚異のカメラだ。ワイドも行けるし、接写もそこそこいける。オートフォーカスも実用的に十分速い。画質はコンパクトカメラを超えるものではないが、普通にきれいに撮影することができる。
コンパクトカメラらしい万能コンパクトカメラだ。こういうコンパクトカメラらしいカメラが好きだ。そこそこ買いやすい値段も魅力的。
もうこれは見た瞬間にほしくなった。実際使っているかというと、そんなに使ってないなぁ・・・。
個人的には次点はGR II。GRを持っているなら買い替えるほどのものではないが、今年発売されたカメラの中から選ぶとすればGR IIということになる。
GRはもう理屈抜きにいい。28mmの単焦点で比較的コンパクトで堅牢なボディにAPS-Cの余裕のある撮像素子を実装している孤高のカメラ。変な癖もなく、普通に使える硬派なカメラだ。ズームがいらないなら間違いなくこれをお勧めする。まぁ、わからん人にはわからんカメラなのかもしれない。
併せて買うといいのは、純正のカメラケースGC-5。なんの変哲もない普通のケースだけど、出し入れしやすく、GRを保護するのにばっちりだ。GC-5に入れてしまえば、バッグだろうが、リュックだろうが、スーツケースだろうがたいていの場所に気軽に放り込んでおける。ちなみに、ストラップは付属の細くてしょぼいのがベスト。軽くて邪魔にならない。ブラブラとぶら下げるのにはちょっと不安があるが、そもそもそういうふうに使うものとは思っていないので、これで必要十分だ。
ただ、不思議なことにGRとGR IIの価格差は数千円しかない。GR IIはWi-Fiが実装されたり、ホワイトバランスのアルゴリズムが最適化されたらしい。しかしながら、Wi-Fiが実装されたがために、Eye-fiが使えないし、ボディも少しでかくちょっぴり不細工になってしまった。ホワイトバランスに関していえば、自分は基本的にRAWでしか撮らない上に、Lightroomで現像してしまうので、ほとんど何のメリットも感じない、あえてGRを選んで買う人が多いのかもしれない。

Nikon デジタルカメラ COOLPIX P610 光学60倍 1600万画素 ブラック P610BK
- 出版社/メーカー: ニコン
- 発売日: 2015/02/26
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RICOH デジタルカメラ GR APS-CサイズCMOSセンサー ローパスフィルタレス 175740
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2013/05/24
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