有隣堂しか知らない世界を見て、新明解国語辞典の第八版が出たと知りました。
今日、ブログで購入レビューを読み、なぜかゴールデンウィーク中に買おうと言う謎の衝動に駆られ、早速買ってきました。
新明解国語辞典は実家にあったので、物心ついた時から辞典といえば新明解国語辞典のことでした。金田一京助というのが金田一耕助と被り、なんとなく探偵が作った辞書みたいでおもしろいと思っていたのを思い出します。
かつて赤瀬川源平の「新解さんの謎」という本を読んだ時に自分で買った記憶がありますが、新明解国語辞典を買うのは20年ぶりくらいです。
今回の普及版は定番の赤に加えて、青と白のカラーバリエーションがあります。ただ、新明解国語辞典といえば赤というイメージなので私は赤にしました。
私にとって辞書の原体験は間違いなく新明解国語辞典ですが、初めて手に入れた辞書は小学校の時にもらった従兄弟のお下がりでした。ところで、私は小学校に入学したときにひらがなすら読み書きできませんでした。数字も1から10くらいまでしか知りませんでした。教室の壁に貼ってあった1から100まで書いてあるポスターを見て、数字ってたくさんあるんだなぁ・・・とぼんやり思ったのを思い出します。そんな状態だったので、辞典というのはまさに知の塊そのものでしたね。難しい言葉がいっぱい載ってるという印象しかありませんでした。
ちなみに、その従兄弟は同じ高校に通っていたのですが、私と同じ理数科だったにも関わらず学生時代から抜群に歴史が得意でした。小学校の頃に歴代天皇を空で言えるという変わった才能を持っていました。その後、東大の文学部に入り、宮内庁の研究者にまでなったので、今思えばガチのマニアだったんだと思います。初代の所有者の従兄弟の兄貴も同じ高校同じ学科に通っていたのですが、今は心臓外科医です。同じ辞書で勉強したはずなのに、私にだけ知の神様は微笑んでいないんだと思いますね。汗
それはさておき、辞書ってのはやっぱりいいですね。ワクワクします。私は小さなところにコンパクトに詰まっている状態、凝縮された状態が好きです。辞書というのはその典型です。
新しい辞書なので、「ブログ」なんて言葉もちゃんと載っています。「ブログ」の一部を抜き出してみます。
「weblog 個人が日記形式で書き込めるウェブサイト。開設者は身辺の出来事や、その感想を記したりし、閲覧者はそれにコメントを記すことができる。」
「もえ【萌え】」(一部抜粋):ある人物やものに対して、深い思いが芽生えることを言う若者言葉。⇨もえる
その他にも「がち」とか、「スマートフォン」、「コロナウイルス」、「ドローン」などなど、2、30年前にはなかったような単語や話題の単語も収録されています。紙質もいいですし、紙面も見やすくて読みやすいです。
しばらくパラパラと目を通してみたのですが、知ってる言葉の方が楽しく読めます。例えば「いのしし」とかでも興味深いです。これは読める辞書です。まさに座右において、楽しみたいと思います。
「座右」(一部抜粋):いつも座っている所から手をのばせば届くくらいの近く。
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